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時の過ぎ行くままに。 [風景画]

冬の旭湯.jpg
 私が一歳の時から九歳までお世話になった「旭湯」。十数年前に取り壊され、今は和菓子店が建っている。
 もしも旭湯が保存されていたら、きっと門司のレトロ観光の名所となっていたに違いない。
 旭湯の創業者、木下亀市(故人)は大工の棟梁で建設会社を経営していた。昭和10年、銭湯を創めるに際し、北海道から沖縄まで銭湯巡りをしてアイデアを練った。完成した銭湯は木造ながらも外観をスクラッチタイルで覆ったモダンな洋風建物だった。大工の棟梁だけに、建築材料には拘りがあったようで、床は桜材、浴室の床や浴槽は御影石、壁面は大理石張りで、番台は自ら手がけた。楕円形の大浴槽と二種類の薬湯を楽しめる小浴槽を二つ、男湯と女湯それぞれに配置した。今のスーパー銭湯の元祖ともいえよう。門司港は日本と大陸を繋ぐ国際港であり関門海峡は交通の要衝だったので、太平洋戦争時、アメリカ軍から度々激しい空襲を受けた。
 その戦火を潜り抜けた貴重な銭湯が消えてしまったことが残念だ。
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若松から見る若戸大橋 [風景画]

久岐の浜から若戸大橋を望む.jpg

洞海湾で分断された戸畑と若松を結ぶ若戸大橋。
橋の戸畑側は昔から工業地帯として栄えてきたので混沌とした感があるが、若松側はウオーターフロント開発によって、港とモダンな中高層住宅が調和した、落ち着いたリゾートの趣きがある。
洞海湾に突き出た荷揚げ桟橋に係留されたタグボートの数は国際港の門司港より多い。
地元の遊歩道としても親しまれている荷揚げ桟橋の突端に座り、数時間スケッチを楽しんだ。
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