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英彦山高住神社、望雲台への登山道 [風景画]

英彦山高住神社望雲台.jpg
 福岡県で一番高い山は英彦山(ひこさん)で、南岳の標高は1196.6メートルだ。南岳は入ったことがないが、中岳(1188.2メートル)には20年くらい前に登った記憶がある。私が幼少の頃、今は亡き父から英彦山には鎖につかまって登る難所があると聞いたことがあったが登山道が整備されていない昔のことだろうと思っていた。
 先日、整骨院に行った後、そのまま英彦山へツーリングに行った。途中の道の駅で昼食を摂ったおり、英彦山観光案内図を貰った。北岳(1192メートル)への登山道の途中に高住神社があり、その上方に「望雲台」と表示してあるのが目に留まり、目的地とした。
 高住神社の駐車場にバイクを止め、参道の長い石段を登った。両側には樹齢数百年の杉が天に伸び、荘厳な眺めだ。
 小さな社にお参りしたあと、望雲台の案内板に導かれて険しい山道を登った。
 途中、視界が開けると、崖っぷちを壁の鎖につかまりながら、幅60センチくらいの足場を10メートルほど水平に進むところで、大きな岩に根をはった木に出会い、2時間ばかりスケッチした。
 絵を描きあげると、再び登山を続けた。
 ほどなく、垂直に近い壁に突き当たった。壁の頂上から太い鎖が降りていた。ツーリングバッグをジャケットと一緒に腰にくくりつけて鎖を登った。
 15メートルくらい登ると再び視界が開けた。そこは屏風のように切り立った崖の、幅が1メートルにも満たない尾根だった。落下防止のために、一本の鎖で簡単な柵をこしらえていたが、私は首を伸ばして谷底を覗いただけで足がすくみ、尾根に立つことができなかった。
 再び鎖に摑まって後ろ向きに崖を下った。
 英彦山は修験道で名高いが、昔から多くの行者が望雲台などを巡りながら厳しい修行を積んできたのだろう。
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